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第十四番 椿堂つばきどう

御真言

おん かかかび さんまえい そわか

椿堂常福寺は椿堂の名をもって広く知られ、愛媛県の東端川之江市川滝町下山椿堂に在り、六十五番札所三角寺より六十六番雲辺寺に向かう国道192号線沿いにて 交通の便よろしい地にあり。
その昔、大同二年(807)邦治居士なる人物この治に庵を結び、地蔵尊を祀る。
弘仁六年(815)十月十五日未明一人の旅僧(巡錫中の弘法大師)この庵を訪れ、当時この地方に悪い熱病(オコリ、現在の流寒)流行し住民の苦しめるを知り、 住民をこの庵に集めて手にせる杖を土にさして祈祷し、病を杖とともに土に封じて去る。後にこの杖より逆さなるも椿が芽を出し成長す。 住民は大師の御霊徳にうたれ、この椿を大師お杖椿として信仰の対象としてこの庵を椿堂と呼びこの地方の地名ともなる。

寺院名
椿堂(つばきどう)
宗派
高野山真言宗
御本尊
延命地蔵菩薩・非核不動尊
住所
四国中央市川滝町椿堂
電話番号
0896-56-4523

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