
当山は、大師四国の各地で御修行の砌、当地に立ち寄られ僻地故に都の文化の恩恵の影薄を憂い給い、四国八十八カ所霊場の開創を発願され、大同年間にその御願成就せられたのを記念し、此処に堂宇を建立されたお寺と伝う。
京都大覚寺二品親王四国幸の砌、当山に御駐興遊ばれ、風光明媚と賞せられ臨海山福壽寺の号を賜る。元和元年初代藩主伊達秀宗公御入部の砌、当山を宇和島城(十万石)の鬼門の鎮として、
藩と領民の安泰と繁栄を守護する伊達家祈願寺と定められる。 これを享けて平成二年、山頂に白亜の除災招福大観音像中国より勧請し、
万民の平和と利福を期し建立されている。一石彫りとしては西日本随一の大きさである。
境内には芭蕉の句碑がある。
「父母の志き里に恋し稚児の葦」芭蕉
「芭蕉忌や母は宇和島の人よし」英 |
寺院名 |
臨海山福寿寺 龍光院 (りゅうこういん) |
宗派 |
高野山真言宗 |
御本尊 |
十一面観世音菩薩 |
住 所 |
宇和島市天神町1-1 |
電話番号 |
0895-22-0527 |
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