安心・安全に配慮したお遍路の旅 四国八十八ヶ所巡拝・紀行文

四国遍路の旅:目的は心の断捨離

四国八十八ケ所お遍路の旅

髙橋 弘允 様

私の家の宗派は曹洞宗です。その為、毎朝道元禅師の八大人覚(小欲、知足、楽寂静、勤精進、不妄念、修禅定、修智恵、不戯論)を唱えながら歩いています。10 年以上続けているのですが、一向に過去の出来事に対する心の整理が出来ません。歩き終えた後の日常生活では、それらが次々と脳裏に現れてきます。所謂煩悩でしょうか。今回のお話を頂き、心の整理をするのに良い機会と捉え参加することにしました。

事前に資料を拝読し知識を得たつもりですが、実際の霊場巡拝は大変でした。般若心経は幾度か写経しましたが、唱えたことは一度もありません。その為声に出して上手く言えません。その他のお経も一緒です。宿に入り寝る前に幾度か練習、ある程度声を大にして唱えられるようになったのは 20 番霊場を過ぎた頃でした。それに霊場への遍路道は険しいところが多く、鬱蒼と茂った樹木の中に 100 段以上の階段等があり、そこを上り降りするため足腰にかなりの負担がきました。歩くことには自信があったはずなのに、途中幾度となく休憩することになりました。

徳島県(阿波国:発心の道場23寺)を過ぎるまで、それらの苦しみは続きました。高知県(土佐国:修業の道場16寺)に入った頃から、ある事に気付きました。金剛杖は弘法大師の分身であり、同行者です。御宝号(南無大師遍照金剛)を唱えながら歩けば救われるのでは。直ぐに実践しました。すると不思議なことが起きました。足腰が痛くならない。そればかりか雑念が消えて無心になったのです。その頃から、お寺の境内にある石仏を見ると心が安らかになり、お経も落ち着いて唱えられるようになりました。

私の干支(亥)の守り本尊は阿弥陀如来です。御本尊が同じお寺で、その真言(おん あみりたていせい からうん)を、心を込めて唱えました。そして、仏教の三法印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)をしみじみ実感しました。

新緑美しい8番札所熊谷寺の参道
45 番札所岩屋寺の地蔵菩薩群

愛媛県(伊予国:菩提の道場 26 寺)に入った頃、同行者3人のお顔が、仏様のように柔和になっていくのを感じました。私自身霊場巡拝を重ねる毎に、自然の中に心が溶け込むような安らぎを覚えました。香川県(讃岐:涅槃の道場 23 寺)、高野山へとそれは続き、そして今回の遍路旅の目的、心の断捨離が間違いなく出来たことを確信しました。

帰路に就いた後も、毎朝歩きながら御宝号(南無大師遍照金剛)を唱えています。「てくてく法師」になれるよう修業を続けたいと思います。

同行者の皆様、今回このような機会を与えて頂き有難うございます。感謝、感謝です。

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