皆様こんにちは!ハチハチ編集部のしんのすけです♪
夏の猛暑に比べると少し涼しくなってきました。私の地元・香川県は降水量が少ない県として有名です。近年でも渇水になり、『節水』の2文字が県内に呼びかけられます。
この雨の少なさ、水不足は古代から現代までの課題です。かつての先人たちは讃岐・香川の地にため池を多く作り渇水に備えてきました。現在でも全国トップのため池数を誇ります。ため池を語る上で香川の満濃池を外すことはできません。
日本最大のため池である『満濃池』は弘法大師空海にゆかりのある場所です。
今回は満濃池とそのほとりにある番外霊場神野寺を取り上げます♪
こちらにも詳細記事がありますので是非みてくださいね♪
満濃池と空海
満濃池は大宝年間(701年~704年)に讃岐の国守の創築と伝えられています。しかし、ため池の要である堤が壊れたり当時の土木技術では修理が難しく困難を極めていました。そこで白羽の矢が立ったのが弘法大師くうかいでした。空海は満濃池工事現場担当者(別当)に任命されました。もともと香川県の民衆の信頼が厚い空海でしたので協力者が次々と集結しわずか3カ月で巨大ため池えを完成させました。
技術も唐(中国)留学で学んだ最新の土木技術を用いており、アーチ型堤防など工夫をこらしていました。
香川県は『水』の学習に力を入れており小学校・中学校でも時間が割かれます。そんな私も小学校中学校で満濃池の遠足や空海を題材にした劇を行った懐かしい記憶が蘇ります(笑)
神野寺と特別朱印
満濃池のすぐ畔にある番外霊場(四国別格二十霊場第17番札所)神野寺は、満濃池工事の功績により朝廷から贈られた報奨金を用いて創建された寺院です。
神野寺の本堂から少し上がると修理を繰り返し完成した満濃池の姿を見守っているお大師様を見ることができます。
この弘法大師の満濃池の難工事から今年で1200年の年を迎えます。
この節目の年を迎えるにあたり記念のご朱印が配布されています♪ 色鮮やかなご朱印でお大師様が祈願している様子が書かれています。
ぜひ香川県にお越しの際は満濃池・神野寺にお越しください♪
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