皆様こんにちは!ハチハチ編集部のしんのすけです♪
小豆島八十八ヶ所めぐりを数回取り上げていますが、今回は小豆島・大部港近くの小豆島霊場第八十番札所『子安観音寺』へ行ってきました。
子安観音寺
子安観音寺は小豆島霊場の第八十番の札所になります。ご本尊は聖観音菩薩様。三十年に一度ご開帳されるご本尊様は赤ちゃんを抱かれた聖観音様で、良縁や安産祈願など、子供たちの幸せを祈願する中で「子供の寺」として有名です。
本堂も6年前に新たに新築されており、本堂の天井画は本当に美しいです。
お接待とうどん
子安観音寺では、お参りに来て下さる方に『うどん』のお接待を行っています。お参りを終えたお遍路さんにうどんを振る舞います。
さすが、うどん県!!と思うかもしれないですが、このお接待にも深い歴史があります。
現在では立派な本堂が建立されていますが昭和期に3度の火災に見舞われるなど困難な時期がありました。しかしながら、三度とも小豆島のお遍路さんをはじめとして沢山の方々が協力し、建物を立て直すことができました。そのお礼として当時から参拝者の方々にうどんを振る舞いました。以来、現在に至るまでお接待として続いています。
このうどん、実際に手打ちして作られているお手製うどんで本当に美味しいです♪
最近ではご住職の奥様が考案した紅白のうどんが楽しめます♪
子安観音寺ならでは!うどん大師
中国・西安(旧長安)にある青龍寺(せいりゅうじ)はお大師様が修行されていた寺院で0番札所ともいわれています。子安観音寺には中国・青龍寺住職より直々に頂戴した「うどんのお大師様」がいらっしゃいます。
お大師様が中国・唐からうどんの製麺技術を伝えたことと子安観音寺が続けてきたお接待がうどん大師を通じて親しまれています。
お大師様ゆかりのお寺が数多くありますが、うどんに関わるお大師様は本当に珍しいです。
是非、立ち寄られた際はうどん大師様とうどんをすすってみてはいかがでしょうか。