こんにちは!
あなぶきトラベル髙嶋です。
今回は高知県の室戸岬に行ってきました♪
室戸といえば荒々しくも雄大な太平洋や海洋深層水が有名ですね!
それだけでなく、若き日のお大師様の修行の跡や伝説が数多く残っています。
「お大師様」は弘法大師を指しますが、「弘法大師」はお大師様が高野山にご入定された後に醍醐天皇から賜った諡(おくり名)です。
お大師様が生まれた時の名前が「佐伯真魚(さえきのまお)」、四国で修行を行い「空海」と名乗っていました。
今回はその「空海」の名前のルーツを見ながら室戸岬を歩いてみました。
1、『空海』誕生の地~御厨人窟(みくろど)~
徳島を超え2時間半車を走らせ、御厨人窟(みくろど)に到着♪
19歳のお大師様がこの洞窟で「虚空蔵求聞持法」の厳しい修行をされ、そこから見た景色が「空」と「海」だったことから「空海」と名乗ったと伝わっています。
一度落石がありしばらく入れない時期もありましたが、現在は補強を行い入れるようになっています。
ただし、ヘルメットの着用が必須です。(入口にヘルメットが置いています。)
中から外を見ると、美しい青の海・広々と広がる大空を見ることができ、修行されたお大師様と同じ光景を見ることができます。
御厨人窟から徒歩二分、室戸岬の岩場を遊歩道で歩くことができます。
約1200年前、空海が行水をしたと伝わる「行水の池」があります。
空海が背中をこすりつけた部分がなめらかになったという伝説が残っています。
2、24番札所最御崎寺と室戸岬灯台
御厨人窟に車を置いて最御崎寺へ向かう遍路道へ。
2月なのに非常に暖かく(当日の最高気温15℃)、緑の木々が生茂り、南国の気分になります。
遍路道も雰囲気があります♪
しばらく歩くと【捻岩】があります。
空海が厳しい修行を行っていた際、その身を案じた母、玉依御前が室戸を訪れました。
当時、女人禁制だった最御崎寺に向かおうと山を登った際、暴風雨になったので空海が岩を捻じって母をその中に避難させたと云われています。
空海と母・玉依御前の逸話は現在でも多く残っています。
坂道を登りきると24番札所最御崎寺に到着。
徒歩50mで絶景の室戸岬灯台へ♪
絶景!!天気も最高です。
3、26番札所金剛頂寺と新村不動堂
室戸岬を離れ、バスで金剛頂寺の入口「元橋」バス停へ。
元橋バス停~金剛頂寺~新村不動堂を経由し道の駅キラメッセ室戸までの約5キロを歩きます。
金剛頂寺までバスで向かう際は大きく迂回をしますが、遍路道はまっすぐお寺へ向かうので私の予想以上に早く着きました。
金剛頂寺の展望台から眺める室戸岬も絶景でした♪
金剛頂寺を出発すると遍路道も林のトンネルなど非常に雰囲気のある道を歩きます。
平坦な道が続くので非常にいいペースで歩けました。
海が見えて、坂道を下ると国道55号線に合流、道路を渡ると「新村不動堂」があります。
明治時代まで女人禁制だった金剛頂寺の礼拝所として女性がお参りしていたお堂です。
不動堂の奥にはかつて空海が岩の上で座って修行された場所が残っています。
その絶景は御厨人窟にも負けないほど素晴らしかったです!!
普通のバス・タクシーツアーでは寄れない場所なので是非皆様にも訪れてほしいスポットです♪
不動岩からキラメッセ室戸まで堤防の遍路道を歩きました♪
雄大な太平洋をみて海風に当たりながらの歩きは非常に良かったです!
今回はキラメッセ室戸で打ち止め♪
天気も非常によく四国の絶景を見ることができました。
次回もおススメコースを歩いて皆様にご紹介します♪
お楽しみに♪