ハチハチ編集部

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曼荼羅(マンダラ)でわかる! 密教の世界

2018.9.21

    最近雨が多いですね、はじめまして!ハチハチ編集部、新メンバーのミッツです。

    みなさんは、曼荼羅(マンダラ)をご存知でしょうか?
    曼荼羅がわかれば、密教のすべてわかると言っても過言ではないそうですよ。

    今回は、密教の縮図である曼荼羅から、密教の世界を覗いていきましょう!

     

     

    曼荼羅とは簡単にいうと、
    密教の教えである仏の世界観を絵にしたものです。

    仏の世界は、「悟りの世界の胎蔵界(たいぞうかい)」と「知恵の世界の金剛界(こんごうかい)」が2つ揃う事で完成します。
    そのため曼荼羅も、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅が2つセットであげられます。

     

    胎蔵界曼荼羅は、「大悲胎蔵(だいひたいぞう)曼荼羅」ともいいます。

    「大悲」とは、人間などの命あるものの苦しみを救う仏様のあわれみの心。「胎蔵」とは、母親の胎内で子供を守り育てるという意味があります。
    菩薩をはじめ、森羅万象は全てこの中央に座る大日如来から生じています。

    taizokai_01

    Wikipedia参照)

    中心の蓮(ハス)の花には大日如来や菩薩(ぼさつ)が描かれています。
    真っ赤な蓮の花は、人間の心臓を表しているそうです。

    人は誰でも仏になりうる性をもつので、迷いの心をかき消せば、心の内の菩提心が花開き、仏の世界が開かれるということを、仏像をかりて具現したものです。

    taizokai_03

    Wikipedia参照)

    中央に描かれている大日如来を初めとして409体の仏、菩薩、明王、天部がグループ別に12区画に分けられます。
    命ある生物が大日如来に導かれて、悟りの世界である中心へ向かって収束する様を表しています。

    taizokai_02

    Wikipedia参照)

     

    金剛界の「金剛」はダイヤモンドのことです。
    大日如来の智慧(ちえ)がダイヤモンドのように固い悟りなので、何ものにも屈しないということを表しています。

    kongokai_01

    Wikipedia参照)

    この金剛界曼荼羅は、日本密教独自のもののようです。
    これは、「金剛頂経(こんごうちょうぎょう)」という経典に書かれた、28種類の曼荼羅の中の9つです。
    成身会、三昧耶会、微細会、供養会・・・と碁盤の目のように綺麗に並んでいます。

    kongokai_02

    Wikipedia参照)

    しかしたくさんの仏様が描かれた金剛界曼荼羅の仏様の名前と場所を完全に把握するのは、かなり難しいですよね。私は一生かけても覚えられる気がしません(汗)

    そこで、
    大衆に金剛界曼荼羅を覚えてもらいたいと簡略化したものが、
    この「四印会(よいんえ)」です。

    面白いですよね。

    kongokai_03

    Wikipedia参照)

     

    いかがでしたか、実は今回紹介した以外にも、いろいろな種類の曼荼羅があります。
    なんと現在でも、日本、チベット、ネパールなどで、曼荼羅が盛んに作られているそうです。

    最近では、曼荼羅アートという魔方陣のような絵もあるので、興味がある方は調べて見てください!

    mandara-art

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