みなさんこんにちは!
ハチハチ編集部のやよいです^ ^
突然ですが、仏像ってなんのためにあるか知っていますか?
そもそも誰なんでしょうか。神様?仏様?
いえいえ。
実は仏像はみんな、同一人物なのです。。
見た目も名前も違うのに!って思いますよね。
どうしてこんなにややこしいことかというと、実は大日如来という宇宙創生、
仏界ナンバーワン!
とも言える仏様の教え(お経)をみんなに伝えたい!と考えた空海が、仏像にすればわかりやすいと考えたからです。
仏像は大日如来の状態によって名前が異なり、4つのパターンにわけられます。修行中なら「菩薩」、悟りを開けば「如来」、ピンチに助けに来てくれるのが「明王」、これらの仏を守護するのが「天」となっています。
私もお寺に行った時や博物館で仏像を見る機会があるのですが、変な形をしていたり、顔が何個もあったり、よくわからない動物を踏んづけてたりしませんか?それは空海さんが仏様の教えをよりわかりやすく伝えようとしたからなのです。
というわけで、4パターンある仏像のうち「明王」にスポットを当ててみたいと思います!
【ヘンテコな仏像 その1】なんでいつも怒ってるの ~明王編~
Q どうして明王は怒った顔をしているのでしょうか?
A 悪いものを威嚇したり、退治したりするため
赤い炎を背負い、怒り狂った表情の明王。しかし、単に怒っているのではなく、いうことを聞かないものに対して、強い力で従わせようとしている姿。
同時に人々を必死に救おうとしているためでもあります。如来に変わって悪を砕き、人の煩悩をかぶって悟りに導くという、慈悲の心に満ちた姿。
Q 腕や顔がいくつももあるのはどうして?
A みんなを見落とさず救うため
たくさんの腕や顔がある像のことを多面多臂蔵(ためんたひぞう)と言います。様々な動きをする腕や顔は多くの人に目を向け、苦しみから救い出す意味があります。
Q どうして動物の上に乗っているの?
A 普通に乗り物だから(笑)
仏教発祥の地インドから取り入れられたもので、特に水牛は力強い動物でどんなところにもいける乗り物であることを表しています。
Q 手に持っている武器はなんのため?
A 悪いものを懲らしめてみんなを救うため
いずれの明王もそれぞれ手には武器を持っています。これらは人間の煩悩を断ち切ったり、悟りに導くためです。そのため悟りを開いた姿である如来や修行の身である菩薩の像は武器を持たないのが特徴です。
いかがでしたか?皆さんもお寺に行った際にはぜひ明王をチェックしてみてくださいね!