こんにちは!ハチハチ編集部の乙ママです。ようやく暖かくなってまいりましたね。
今日の記事はちょっとしたコネタ話です。
空海さんには弟がいらっしゃったこと、ご存知でしょうか?
高松市には、その空海さんの弟である僧真雅が祈雨を行ったという記録が残っている神社があります。
目次
1. 空海さんの弟・僧真雅ゆかりの清水神社
2. 由良山の上まで登ってみました
空海さんの弟・僧真雅ゆかりの清水神社
記録が残っているのは、高松市由良町にある清水神社というところです。
香川の里山の1つ、由良山の麓にあります。
こちらの神社は景行天皇の皇子である神櫛王が祀られています。
「自性院記録」によると、承和8年に起きた大干ばつの際に、僧真雅がご祈祷を行ったとのことです。
平成24年の神事の際に発掘を行ったところ、7世紀ごろの須恵器の甕が見つかったそうです。
こちらの写真の甕塚は、高松市の文化財に指定されています。
本殿の屋根の上には、甕やら大皿やらを持ってる方々が…。
おそらく雨乞いの伝説にちなんでいるのだろうと思われます。
本殿の左右には、古代から続いていただろう儀式の残滓らしき史跡が境内には残っていたり。
そして、神社ではあるけれど「大師堂」があるところは、神仏習合の時代を思わせます。
由良山の上まで登ってみました
由良山には龍の伝説が残っていて、この山を取り巻く龍が雲を呼んで雨を降らすと言われています。
山の上までは歩いて2〜30分ほど。
途中から始まる登山道は、短いながらもなかなかハードでした。
頂上までいくと、その名残と思われる「竜王社」という史跡がありました。
由良山の高さは120mほどと、さほど高くはないのですが、
視界を遮るものがないので、讃岐平野からその先の瀬戸内海まで一望できます。
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四国は空海さん生誕の地ということもあり、空海さんにちなんだ伝説は色々ありますが、
その家族である僧真雅の記録が残っているところへ行ったのは初めてでした。
実は、私はこのことを全く知らずに神社へ行って、現地で僧真雅のことを知りびっくりしました。
身近なところにある神社仏閣にも、思わぬ伝記が残ってるかもしれませんね。
おまけ。こちらの狛犬、かなりキュートですよ。