ハチハチ編集部

四国八十八カ所のお遍路あれこれ、情報発信します!

お遍路の服装〜基本三点について〜

2017.12.14

    最近とても寒くなりましたね!
    こんにちは、ハチハチ編集部の乙ママです。

    以前、発心堂さんへのインタビューで、服装について解説いただいた記事を書きました。

    インタビューVOL.02/基本のお遍路用品〜服装について〜

    今回、おさらいを含めて、改めて服装について説明を書かせていただこうと思います。

     

    フル装備のイラストはこのような感じです。

     

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    その中でも、白衣・輪袈裟・金剛杖が基本の三点です。

    その三点をスタッフに着用してもらった写真です。

     

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    白衣

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    昔は険しい遍路道の道中でいつ亡くなってもいいようにという「死装束」の意味がありました。
    本格的な場合は、白衣の中も含めて白装束を着ますが、今は洋服の上から白衣を着ることが多いです。
    ご自身が着るための白衣とは別に、御朱印をいただき亡くなった際に棺桶に入れてもらうための白衣を用意する方もいます。

     

     

    輪袈裟

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    お経を唱える時の、最低限の法衣で、袈裟を簡略化したものです。
    もともとお遍路を巡る際には法衣を着るものとされていたので、参拝の作法として身につけるべきものと言われています。
    白衣は着用しないけれど輪袈裟だけはつける方もいらっしゃいます。
    お参りの道中での食事やトイレの時には外します。

     

     

    金剛杖

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    歩きにくいところの手助けになる杖ですが、そういう実用的な意味とは別の意味があります。
    お遍路において金剛杖は「お大師様の化身」と言われており、杖を持ってお遍路をすることは弘法大師と共にお遍路をする、という意味合いがあります。
    また、金剛杖のカバーを外すと卒塔婆のような形をしています。
    それは、白衣の際にも説明しましたが、厳しい遍路の道中で亡くなった時のために金剛杖をお墓として持ち歩いてるということです。

     

     

    以上、服装三点セットの説明でした。
    原則的に服装に縛りはありませんが、これらを着用してお遍路に行くのであれば、
    それぞれの意味を知っているとよりお遍路の旅が深いものになりますね。

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