こんにちは!
あなぶきトラベルの髙嶋です!
前回は、21番札所鶴林寺へ至る遍路道をご紹介しました!
今回はいよいよ鶴林寺から22番札所太龍寺へ向かいます♪
鶴林寺を出ると、しばらく下りの道が続きます。
天気も良く自然豊かな風景の中順調に足を進めます。途中、明治時代に造られた遍路道の標識・かつて遍路途中に亡くなられた方の遍路墓を見ることができます。
古くからへんろ道ろして使われた歴史を感じます。
道が開けてくると、そこには四国の「里山」の美しい風景が広がっています!!
鶴林寺からの山道を下りると、現在休校中の大井小学校にたどり着きます。
長年休校になっていますが、地元の方のボランティアで清掃を行っており
お遍路さんの休憩の場として使われています。
ここまでのへんろ道は「タクシー&ハイキング」でも歩きます♪
しかし・・・
本日の「歩き」はここからが本番でした・・・
水井橋から伴走車に乗って移動し、一宿寺へ。
かつて弘法大師が修行で訪れた時に宿泊した地でありることからこの寺名が付いたとされています。
一宿寺から⦅かも道⦆と呼ばれるへんろ道から太龍寺へ向けて再び進みます!!
かも道を突き進みます・・はじめは竹林の中、急こう配の坂道を登っていきます。
通称「青の道」と呼ばれているそうです!
歩くこと30分、雰囲気が一転、岩が目立ってきました。
このあたりから「白の道」と呼ばれます。足元の石が多くなってきます。
気を付けて進むと・・・
絶景!! 登ってきた加茂・小松島方面が一望できます♪
記念にパシャリ! 天気も良く遠くに鳴門大橋を望めました!
しかしこれでもまだ太龍寺までの行程を三分の一を消化したのみ・・・・
頑張ろう!
すると弘法大師伝説が残るの岩、「こぶし石」が現れました。
かつて弘法大師が落ちてきた岩を左ストレート一閃!!
拳で受け止めたとされています。
岩に「左手」を入れてみると・・・ なんと「左手」がぴったり(笑)
弘法大師は実は「左利き」だった⁉
もしくは右手に錫杖を持ち、とっさに左拳で岩を受け止めたか・・・
想像が膨らみます。
弘法大師のパワーを受けひたすら進むと・・・・・
阿波遍路道でも最も古い南北朝時代の「丁石」が見えてきます。
1丁=約109m 太龍寺までの距離を示す、道しるべです。
道しるべを辿りながら歩いていくと・・・
ゴール♪
かも道を登り始めて約2時間50分。
ついに21番札所太龍寺に到着しました♪
太龍寺では「舎心ヶ嶽」へ!
いつものバス遍路ではロープウェイからしか望めませんが今回初めて訪れることができました♪
弘法大師空海が若い頃、この地で虚空蔵菩薩のご真言を100万回唱える「虚空蔵求聞持法」という厳しい修行をなされた場所です。
遠くうっすらと見える陸地はなんと「和歌山県」です!
普段はバス・ロープウェイでお参りをしますが、はじめて鶴林寺・太龍寺を歩いてみて「歩き遍路」もいいなと改めて感じました。
たしかに時間や体力的にキツくなるところもありますが、それに勝る「絶景」と「歴史」を体感できます♪
「歩き遍路」に興味があるけれど、なかなか1歩が踏み出せない方・・・
是非「タクシー&ハイキング」で体験してみてください♪