みなさん、はじめまして!
ハチハチ編集部担当の「やよい」と申します。
これから初めてお遍路をする方も、興味はあるけど悩んでいる方にも、おへんろの魅力をたくさん知ってもらえたらな~と思います。
おへんろの豆知識など、タメになる記事も載せてるので、またチェックしてみてくださいね^^!
さて、寒い冬はいかがお過ごしでしょうか??
少し前の話になるのですが、四国霊場八十二番札所、「根香寺」へ行ってまいりました~!
四国霊場は八十八番までなので、お遍路さんとっては、頑張りどころですね。
根香寺は地元でも紅葉が有名で、できることならぜひ!秋に参拝してみてください。
お寺全体が、赤や黄色に紅葉し、絨毯のようにもみじが降り積もってとってもきれいでした!
今回はそんな紅葉シーズン真っ盛りの根香寺をちょこっとだけ紹介しちゃいます。
(私が参拝したときは紅葉が始まったばかりだったので、これからまだまだ紅葉します!)
その前に、、根香寺といえば欠かせないのが牛鬼という妖怪の伝説。
『時は天正、牛鬼と呼ばれる妖怪が村を荒らしていました。
困った村人は弓の名手として名高い、山田蔵人高清に助けを求めます。
高清は山中探し回りますが牛鬼がなかなか見つかりません。そこで根香寺の本尊である千手観音に、高清は牛鬼退治を祈願します。そして、満願の日、とうとう牛鬼を見つけることができました。襲い掛かってくる牛鬼めがけ高清は矢を放ち、見事三つ目の矢が牛鬼の口の中へ命中します。牛鬼は悲鳴を上げて逃げましが、高清が血の跡を追っていくと、定か渕というところで牛鬼は死んでいました。高清は持ち帰った牛鬼の角を根香寺に奉納し、その菩薩をとむらったと伝えられています。』
というのが牛鬼伝説です。
根香寺に参拝に来られたら、ぜひ牛鬼の像をさがしてみてください。
少しわかりづらいのですが、駐車場の横の茂みの中にひっそりと建っています。
今もその茂みから襲い掛かってきそうな形相で、何度見ても迫力がありますね。
今ではこの牛鬼は魔除けとされているそうで、だんだんと怖い顔も可愛く見える気がしてきました笑
牛鬼の写真を撮ったところで、いよいよお寺へ入ろうかというところでしたが、
入り口から見る境内の紅葉が絵のように綺麗でびっくり!本当に幻想的でした!
どこまでも紅葉が広がっていて、今までお花見に出かけることはあっても
紅葉を見に出かけたことがなかったので、なんで今まで来なかったんだろうと後悔しましたw
境内を抜けると回廊型の本堂があります。少し暗い本堂の中は寄進による千手観音が所狭しと並べられていました。
本尊(千手千眼観世音菩薩)は三十三年に一度のみ開帳される秘仏なので、
今回見ることは叶いませんでしたが、次回を楽しみにしたいと思います。
根香寺がある青峰山を含め、この辺一帯の五つの峰(紅峰(赤峰)・黄峰・黒峰・青峰・白峰)をそうして「五色台」と呼び
季節によって様々な色に変化することからその名が弘法大師によってつけられたとされています。
山の風や音、季節を感じながら歩いてみると、とっても心休まります。
皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね!
第八十二番札所 根香寺(ねごろじ)
宗派| 天台宗
本尊| 千手観世音菩薩
開基| 弘法大師、智証大師
創建| 弘仁年間(810〜824)
真言| おん ばざらたらま きりく そわか
住所| 〒761-8004 香川県高松市中山町1506
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