ハチハチ編集部

四国八十八カ所のお遍路あれこれ、情報発信します!

参拝レポート/第七十一番札所 大本山 弥谷寺

2017.1.26

    みなさまこんにちわ!
    年も明けていよいよ冬本番、だんだん寒い日が多くなってきましたね!

    今年の初詣はどこに参拝に行きましたか?
    私はせっかく四国に住んでいるので毎年違うところへいくつか周るようにしています。
    四国に住んでいると、「神社」「お寺」「うどん」には本当に困りませんね(笑)

    さて、皆様は「霊山」という言葉をご存知でしょうか?
    言葉だけだと少し怖い感じもしますが、古来より、人々は山に仏や神様が宿ると信じ、その山を霊山と呼び信仰していました。
    その中でも日本三大霊場(恐山・臼杵磨崖仏・弥谷山)の一つにも数えられたとされる弥谷山。今年はこの弥谷山の中にある四国霊場七十一番札所大本山「弥谷寺」へ参拝しに行ってきました。ここは弘法大師が幼少の頃、修行を積んだ場所としても有名です。

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    お寺に入ってすぐに金剛拳菩薩(こんごうけんぼさつ)像という見慣れない像があります。

    高さ6メートルというのもびっくりですが、なんといっても、ちゃんと目が合うよう像が
    こちらをお顔を向けてくれていることにもびっくりしました。

    この像は煩悩による苦しみに縛られるのを解放する仏様といわれています。

    如来になる直前のお姿ともいえる菩薩様だそうで、なるほど修行の山という感じですね。

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    そしてこの煩悩をさらに落とすべく、108の階段が続きます笑

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    さらに先へ行くと、洞窟から湧いてくる霊水で真言を書いた経木を洗い清めるをお供えがあります。昔からずっと続いているそうで、水場の地蔵尊が霊山に住む仏や神に後世利益や現世利益の願いを届けるといわれています。
    私もさっそく経木の裏面に願い事を書きお供えしました。ここの湧水は枯れたことがないそうで、願い事も叶いそうですね。

    その他にも、弥谷山では、『山域全体が仏の住む世界であり、水場横の洞窟が極楽浄土の入口だ』とされ、霊山信仰を持った修験者により刻まれた摩崖仏が今もたくさん残っています。形もしっかり残っており、他ではなかなか見られない光景で見ごたえがありました。

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    弥谷寺では他のお寺にはない仏様やお供えがあり、特によかった!と思うのが、仏様の目の前で参拝させていただけるということです。

    よく参拝に行くと、ガラス越しで仏さまがとても遠くよく見えなかったということがあったのですが(でも仕方ない…。)もう、本当に目の前です。
    弥谷寺の仏様は獅子之岩屋という大きな洞窟のような岩屋の中に祀られており、とても神聖さを感じました。
    タイミングよく後ろでご住職がお経を読んでくださり、とても充実した参拝となりました。

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    さらに!弥谷寺をおすすめしたくなるのが、お寺のすぐ横に「ふれあいパークみの」という大きな温泉施設があります。煩悩も疲れも落として帰れますね!笑
    その隣に大きな公園もあるのでお子様と一緒に参拝されてもいいかもしれません。

    階段が全部で540段続くので、少し疲れるかもしれませんが、上った先の景色と下った後の温泉を目標に、ぜひ参拝に行ってみてくださ~い! (^O^)

    四国八十八ヶ所霊場の地図はこちらです。
    https://www.shikoku88.net/miryoku/map/

     

    第七十一番札所  大本山 弥谷寺(だいほんざん  いやだにじ)

    宗派| 真言宗善通寺派
    本尊| 千手観世音菩薩
    開基| 行基菩薩
    創建| 天平年間(729〜749)
    真言| おん ばざら たらま きりく
    住 所: 〒767-0031香川県三豊市三野町大見70
    公式HP: http://www.geocities.jp/ryogot1010/


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