子どもの頃からお遍路は身近な存在でした。
若い方に、もっと気軽にお遍路を体験してもらうために。

おへんろの仕事を行う上での意気込みをお聞かせください。
私の年齢の女性で先達になった人、またなろうと思ってる人は非常に少ないと思います。その常識やイメージを壊したいです。情報の発信や広げ方も今までとは違うSNSなどのメディアを使っていきたいです。まずはお遍路が身近にある香川や四国の人に知ってもらい身近に感じることで、さらに大事にしていこうという気持ちを持ってもらいたいです。
メディアの発信は岩見さんが中心でやっていくことになるようですが、どんな感じで若い方に発信していきたいですか?
コロナが始まったくらいに、同期の案としてお寺の擬人化などがありました。今お遍路に参加している人は、周辺のお菓子屋さんなどを紹介したり歩いてプラス甘いものも楽しんだりといった明確な目的があるので、今お遍路に参加していない人がお遍路に目を向けるきっかけになればいいと思います。周辺のお店を楽しむといった楽しみ方もありだと思います。
また、私自身が現在さほどお遍路に詳しくはないので、体験記を書いていき、読んでくださる方と共にお遍路を知っていく、そういう発信を続けていくことができればいいなと思います。
お遍路にかかわると決まった時に予備知識はありましたか?
あまりに知らないことが多いですね。
ただ、父が先達なので父から軽くお遍路の話を聞いたことはあります。お遍路の存在を知ったのが小1、小2くらいです。家が長尾寺まで歩いて行けるくらいの距離なのでよく行ってました。それくらい昔から馴染みのある身近な存在です。