ハチハチ編集部

四国八十八カ所のお遍路あれこれ、情報発信します!

弘法大師は子供の時からすごかった。断崖絶壁から身を投げた伝説の地に行ってみた

2017.11.21

    こんにちは!
    ハチハチ編集部のやよいです。

    さて仏教には必ずと言っていいほど登場する有名人、弘法大師(こうぼうだいし)。
    お寺や仏教に詳しい人はすでに知っているかもしれませんね。

    弘法大師

    弘法大師生誕の地、四国では「空海さん」という呼び名で親しまれていますが、

    「弘法大師」という名前もよく聞きませんか?
    実は全国的にメジャーとなっている「弘法大師」という名前は、空海さんが即身仏となった後、醍醐天皇が贈った名のことなのです。

    そんな天皇も認めた空海さんの不思議な幼少期についてお話します。

    四国生まれの空海さん

    善通寺佐伯家の像

    空海は774年、香川県善通寺市では父・佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)、母・玉依御前(たまよりごぜん)の間に生まれました。二人は「遠い天竺より聖人が来られて、我らが懐に入る」という不思議な夢を見たあと、お生まれになったのが後に真言宗の宗祖となり、1200年以上経った今でも「お大師さん」といえば弘法大師というほど有名になる空海さんです。幼名を真魚(まお)と名付けられました。

    (写真の左から、父・佐伯直田公、真魚さま(空海)、母・玉依御前)

    貴物(とおともの)と呼ばれた幼少期

    蓮の花

    真魚さまは、両親が貴物(とおともの)と呼ぶほど非常に大事に育てられました。その理由として神童であったことや、5、6歳の頃には「泥をこねれば仏像をつくり、石を重ねれば、塔婆にかたどる」など仏事においても大変縁深かったからです。この頃から、真魚さまは「美しい蓮華の上にすわって、多くの仏様と話す夢をよく見る」など、仏にまつわる不思議な体験をするようになりました。

    仏の加護

    宗教的なひらめきが強くかった真魚さま。それを裏づける逸話が残っています。

    ある日、法進上人(のちに大僧都に任じられる高僧)が香川県にやってきた時、真魚さまの鳴き声を聞き、

    「この子は生まれながらにして仏縁を具えている。成長してからは仏の教えを広めるだろう」

    と予言しました。

    さらには、朝廷から派遣された役人が道端で遊ぶ真魚さまの姿を見て、急に馬から降りて恭しく礼拝をしたといいます。これを怪しんだお供はその訳を尋ねたところ、
    「この子は凡人ではない。四天王がまわりからお守りをしている」

    と語ったそうです。

    このように非凡な才能を持った真魚さま。
    自身もその才能に気づき始め、仏の教えに対する憧れの思いをいっそう強くしたのでした。

    真魚さまの決意、命をも捧げた「捨身ヶ嶽伝説」

    捨身ヶ嶽伝説

    これは真魚さまがまだ7歳だった頃のお話です。

    お山で修行を積まれていた真魚さまは、仏道に入ってこの世を救う誓いを立てようと高山に登り、断崖絶壁の頂きからこう唱えました。

    「私は将来、仏の道に入って、仏の教えを広め多くの人々を迷いから救いたい。釈迦如来様、この願いが叶うならどうぞお姿を拝ませてください。一心にお祈りすれば、お姿を表し霊験をお示しくださるとのこと。もし叶わぬのならこの身を仏に供養として捧げます」

    と紅葉のようなお手を合わし、高い崖から身を投じられました。

    すると不思議なことに紫雲の中から蓮華に座った釈迦如来があらわれ、大光明を放たれました。そして天女が舞い降り、落ちていく真魚さまを抱きとめ、釈迦如来は真魚さまに「一生成仏」と宣しました。真魚さまは大変喜び、ついに仏の道を決心したのです。

    つまり、悟りを開き仏へと至るためには厳しい修行に取り組まなければなりません。それが可能な人間であるかどうか命を捧げる覚悟で真魚さまは仏に問うたのです。

    釈迦如来が「一生成仏」と宣した、ということは確かなる菩提心をで仏道を歩むめば将来悟りを開けるであろうという「授記」を与えたということなのです。

    実際に行ってみた!

    弘法大師像

     

    香川県善通寺にある「出釈迦寺」にその伝説はあります。伝説に影響されるように、真魚さまが身を投じた崖は「捨身ケ嶽(しゃしんがたけ)」と呼ぶようになり、その崖がある山を我、師を拝すると書いて「我拝師山(がはいしさん)」、さらに崖の近くに釈迦が出ると書いて「出釈迦寺(しゅっしゃかじ)」という寺が建てられました。

    山と池に囲まれた静かな場所で、時間がゆっくり流れている感じがしました。

    我拝師山の山門

    出釈迦寺大師堂

    お寺の奥には捨身ヶ嶽が残っていて、頂上まで登ることができます。坂が急なので登る際には気をつけてくださいね。毎月15日には無料送迎が出ているようなのでそれを利用し他方が楽に上がれると思います。

    出釈迦寺奥の院

    捨身ヶ嶽

    写真(左下)を見ても分かる通り、かなりの高さです。
    ここから落ちるなんて空海さんはやっぱりすごい。。

    いかがでしたか?
    まだこの時点で12歳。やはり空海さんは只者ではありませんね。

    香川県は空海さんが幼少期を過ごした場所なのでこう言った伝説が多く残っています。もし香川に来ることがあったら、空海生誕の地「善通寺」と「出釈迦寺」は絶対に行って欲しいなと、思います。
    空海さんが幼少の頃、見ていた景色や空気を感じてみてはいかがでしょうか。

     

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