ハチハチ編集部

四国八十八カ所のお遍路あれこれ、情報発信します!

参拝レポート/第一番札所 竺和山 霊山寺

2017.3.24

    みなさまこんにちは!
    ハチハチ編集部のやよいです!(^^♪
    もう春ですね~、桜も咲きだしたそうですね!早くお花見したい。。

    さて、以前ご紹介したモニターツアーシリーズ。
    【モニターツアー報告】1日目。【モニターツアー報告】2日目

    その時に同行してくださった、先達さんの徳野さんから教えていただいた作法や、伝説を紹介したいと思います!
    普段からお寺を見かけると入ってはみるのですが、何を祀ってるのか、ここはどういう歴史で建ったのかなどわからないまま手を合わせてたりするので隣で説明してくださる方がいるのって本当にありがたいな~と思いました(笑)

    というわけで!
    ~四国八十八か所「第一番札所 竺和山 霊山寺」参拝してきましたレポート!~

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    「いちばんさん」の愛称で親しまれる徳島の霊山寺。
    徳島(阿波の国)は「発心の道場」と言われています。
    発心とは悟りを得ようと心を起こすという意味でなんともいちばんさんらしいです。

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    四国八十八か所のはじまり、霊山寺。その昔、空海が88の煩悩を浄化し、衆生(命あるものすべて)と自らの厄難をはらって心身の救済ができる霊場を開こうとしていました。霊場を創るべく37日間の修法を行う中で、仏説を説く老師を僧侶達が取り囲み熱心に耳を傾けている姿から霊感を得ます。その姿が天竺(インド)で釈迦が説法をしていた情景と重なり、天竺(インド)の霊場を和国(日本)に移すという意味で「竺和山・霊山寺(じくわざん・りょうぜんじ)」と名付けました。その時の持仏(釈迦誕生仏)を霊山寺のご本尊となっています。

    お寺の山門にも「竺和山」の字が書かれていますので、霊山寺に巡礼した際には見てみてくださいね!

     

    そして山門で忘れがちなのが、合掌礼拝(がっしょうらいはい)です。
    山門に入るとき。出るときに手を合わせお礼をします。

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    なんとなく合わせていた「手」にも意味があるそうで右手は仏様、左手は自分。これを合わせることで「仏様と縁が結ばれる」という意味だそうです。これ、ぜんぜん知らなかったです。今まで適当な気持ちで手を合わせていたかも、と後悔。。
    これからは気持ちを込めて合わせます!
    感心しながらふと、徳野さんの手を見るとが合掌している指が一本づつずれてる!

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    仏様と自分の縁を結ぶはずの合掌なのになぜピッタリ指を合わせないの!う~気になる~!
    と思ってたらちゃんと説明してくださいました(笑)

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    これは「金剛合掌(こんごうがっしょう)」という真言宗の合掌だそうです。
    右手を手前に指一本分づらして合わせます。これは仏さまと私たちが一体である精神を合掌で現しているそうです。
    お遍路をされる際にはやってみてくださいね!

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    山門によくある金剛力士(仁王さん)にもちゃんと意味があります!
    右側、口を開けた阿形(あぎょう)像
    左側、口お閉じた吽形(うんぎょう)像
    二体を一対となっており阿吽の呼吸がここからきているそうです。
    阿吽はサンスクリット語ではじまりと終わりの音になっていて、
    それが対になった金剛力士の間を通ることに少し緊張…。

    山門を超えたら、お遍路旅の第一歩!

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    お寺に足を踏み入れてみると中には大きな池や橋があり、その中をたくさんの鯉が泳いでいたりして、とても立派なお寺でした。

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    霊山寺の大師堂には青い幕がかかっていて家紋がふたつ。徳野さんに聞いたところ、

    一つ目は、五三桐(ござんのきり)といって真言宗の宗紋
    二つ目は、三つ巴(みつどもえ)といって、八幡神の真言

    そのふたつの紋だけで、「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」(神も仏も一緒だ)という空海の教えを現わしているんだそうです。
    高野山ではこの紋が多くあり、四国遍路ではよく見る家紋なんだそうです。聞けば聞くほど、お寺や作法ひとつひとつに意味や由来があるんだなぁと実感!

    お寺ひとつとっても書ききれないほどの由来や歴史があり、教えてもらって大満足です(^^)
    皆さんも霊山寺に参拝されたときはチェックしてみてくださいね☆!
    第八十二番札所  竺和山 霊山寺(りょうぜんじ)

    宗派| 高野真言宗
    本尊| 釈迦如来
    開基| 行基菩薩
    創建| 天平年間(729〜749)
    真言| のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
    住所| 〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126


    お遍路に興味がある方は、ぜひ「四国おへんろ.net」へどうぞ!

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